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日本遺産ソムリエ が選ぶ魅力的な日本遺産「 第1回・日本遺産アワード」受賞地域が決定!

この度、一般社団法人日本遺産普及協会(東京都千代田区)は、全国の日本遺産ソムリエが魅力的な日本遺産を決める「日本遺産アワード」を創設し、第1回の受賞地域が決定しました。「日本遺産アワード」は、地域の魅力的な文化や歴史のストーリーである「日本遺産」に造詣があり、興味関心の高い「日本遺産ソムリエ(※ 「日本遺産検定」合格者)」が、とくに魅力的な日本遺産を選び、表彰するもの。新たな視点で「日本遺産」の魅力を発信するとともに、一層の理解と関心を促進することを目的としています。

● 「日本遺産アワード」選出について
全国の日本遺産ソムリエが、104件の日本遺産の中から、「実際に訪れてみて魅力的だと感じた日本遺産」「これから訪れてみたい魅力的な日本遺産」に投票し、票数の多い上位3地域ずつを選出いたしました。

実施期間:2024年12月10日〜12月24日
形式:オンラインアンケート
対象:日本遺産ソムリエ(「日本遺産検定」合格者)
回答数:173名

「実際に訪れてみて魅力的だと感じた日本遺産」部門 

第1位:「いざ、鎌倉」 ~歴史と文化が描くモザイク画のまちへ~

第2位:「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜

第3位:関門“ノスタルジック”海峡 ~時の停車場、近代化の記憶~

「これから訪れてみたい魅力的な日本遺産」部門

第1位:六根清浄と六感治癒の地 ~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~

第2位:灯(あか)り舞う半島 能登 ~熱狂のキリコ祭り~

第3位:祈る皇女斎王のみやこ 斎宮

◆ 受賞地域ストーリー・受賞コメント ◆
「実際に訪れてみて魅力的だと感じた日本遺産」部門

「いざ、鎌倉」 ~歴史と文化が描くモザイク画のまちへ~

● STORY
鎌倉は、中世からの社寺や近代の洋館など各時代の歴史的遺産が織りなす風景、鎌倉文士らが残した芸術文化、自然景観といった多種多様な魅力がモザイク画のように組み合わさっています。多くの人々によって守り伝えられてきたまちの姿が日本遺産に認定されています。 → 詳細はこちら

● 受賞コメント
この度は「実際に訪れてみて魅力的だと感じた日本遺産」部門で第1位に選んで頂き、誠にありがとうございます。地域の皆さまと共に培った歴史的・文化的な魅力が評価されたことを、大変嬉しく思います。今後も訪れる方々に魅力的なまちだと感じて頂けるよう、一層努力してまいります。皆さまのご訪問を心よりお待ちしております。
【鎌倉市長 松尾 崇様】

「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜

● STORY
戦国城下町・岐阜は、織田信長公が天下統一への拠点として築き上げた革新の都市。城下町には信長公が大切にしたおもてなしの精神が息づき、商業や文化が花開いた歴史の足跡が色濃く残っており、こうした文化が日本遺産に認定されています。 → 詳細はこちら

● 受賞コメント
この度は、記念すべき第1回日本遺産アワードに選出いただき、誠にありがとうございます。多くの方に、日本遺産「信長公のおもてなし」の魅力を感じていただけたことを大変うれしく思うとともに、一緒に取り組んできた地域の皆様に改めて感謝申し上げます。岐阜市は月と岐阜城、鵜飼や夜景など、夜も魅力的なまちです。信長公が宣教師に対して「美濃へは何度でも訪れよ」と語りかけたように、皆様にも何度もお越しいただけるよう、引き続き取組みを推進してまいります。
【ぎふ歴史遺産活用推進協議会 事務局長 高橋 方紀様】

関門“ノスタルジック”海峡 ~時の停車場、近代化の記憶~

● STORY
本州と九州の結節点として、古来より陸上・海上交通の要衝であった関門地域は、下関・門司両港の開港以降、海峡の出入口に双子の洋式灯台が設置され、沿岸部に近代建築が続々と建設されました。北九州市と下関市の歴史を今に伝えるノスタルジックな街並みのストーリーが日本遺産に認定されています。 → 詳細はこちら

● 受賞コメント
栄えある「日本遺産アワード」第1回受賞地域に選出いただき、大変光栄に存じます。山口県下関市と福岡県北九州市で構成する本ストーリーは、交通の要衝である関門海峡両岸において、日本の近代化をけん引した港湾都市・産業都市等としての歴史の面影が現代に伝わる街なみ・文化を有する点が特長です。その魅力を今後さらに多くの国内外の人々に知っていただき、訪れていただき、愛着を感じていただくため、地域一体で魅力向上に引き続き取り組む所存です。
【関門海峡日本遺産協議会会長 南 博様(北九州市立大学教授)】

◆ 受賞地域ストーリー・受賞コメント ◆
「これから訪れてみたい魅力的な日本遺産」部門

六根清浄と六感治癒の地 ~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~

● STORY
鳥取県三朝町にある日本一危ないと称されるスリリングな場所に建つ国宝『投入堂』と、世界屈指のラドン泉・三朝温泉が織りなす、浄化と癒しのストーリーが、日本遺産に認定されています。 → 詳細はこちら

● 受賞コメント
記念すべき第1回の「日本遺産アワード」において、「これから訪れてみたい魅力的な日本遺産部門」第1位という栄誉をいただき大変光栄に思います。そして、2月4日付で日本遺産の「重点支援地域」として認定をいただきました。日本遺産として更なる高みを目指し、また、この賞を励みに地域をこれまで以上に盛り上げていこうと、身の引き締まる思いです。三朝町ならではの「信仰と温泉」の文化を中心に据え、これからも100を超える日本遺産とともにブランド化に努め、国内外から訪れる旅行者で賑わう町となるよう取り組んで参ります。
【鳥取県三朝町長 松浦 弘幸様】

灯(あか)り舞う半島 能登 ~熱狂のキリコ祭り~

● STORY
能登地域のキリコ祭りは、夜空を彩る巨大なキリコが街を練り歩き、勇壮な太鼓の響きと力強い掛け声が響き渡る圧巻の祭りです。地域の情熱と伝統文化が凝縮される能登ならではの特別な体験が、日本遺産として認定されています。 → 詳細はこちら

● 受賞コメント
このたび、「これから訪れてみたい魅力的な日本遺産」部門で第2位に選ばれ、大変光栄に存じます。この受賞は、地域の皆さまが長年守り続けてきたキリコ祭りの成果であり、共に喜びを分かち合いたいと思います。また、昨年発生した能登半島地震及び奥能登豪雨では、全国から多くの温かいご支援や励ましのお言葉などをいただきました。改めましてこの場をお借りして、心より感謝申し上げます。多くの方々に、能登を訪れ、祭りを体感していただくことが復興の力になると信じています。
【日本遺産「灯り舞う半島 能登~熱狂のキリコ祭り~」活性化協議会 会長 坂口 茂様(輪島市長)】

祈る皇女斎王のみやこ 斎宮

● STORY
現在の三重県明和町は、天皇に仕え伊勢神宮を祀るために選ばれた斎王が暮らした特別な場所・斎宮を体感できるまちです。宮廷文化が織りなす悠久の歴史が日本遺産として認定されています。 → 詳細はこちら

● 受賞コメント
この度、「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」が「これから訪れてみたい魅力的な日本遺産部門」で第3位を受賞したことを大変光栄に思います。斎宮は、国の平安と繁栄のため都を離れ神に祈りを捧げた皇女「斎王」が暮らした場所であり、訪れる人々に感動を与えています。今回の受賞を契機に、さらに多くの方々に斎宮の魅力を知っていただき、訪れていただけることを心より期待しています。今後も地域の皆様とともに、斎宮の価値を広めていく所存です。
【明和町長 下村 由美子様】

主催元:日本遺産普及協会より祝辞

日本遺産アワードを受賞された地域の皆さま、このたびは誠におめでとうございます。皆さまが地域の日本遺産の魅力を伝えるために注いでこられた情熱が、「日本遺産ソムリエ」の心をとらえ、今回の受賞という素晴らしい成果につながりました。その努力に心から敬意を表します。このアワードが、地域の活性化や持続可能な発展に役立ち、「日本遺産ソムリエ」とともに未来への新たな一歩を踏み出すきっかけになることを願っています。皆さまのさらなるご発展とご活躍をお祈り申し上げますと共に、心からのお祝いを申し上げます。
【代表理事 小林こず恵】

◆ 2月16日「日本遺産アワード」表彰式のご案内 ◆

2月15日(土)16日(日)に京都市で開催される「日本遺産マルシェ」内のステージにて、6地域の表彰式を行います。どなたでもご覧いただけるステージになっておりますので、ぜひお立ち寄りください。

● 日時:2月16日(日) 13:00-13:30
● 会場:お東さん広場(東本願寺前) ステージにて(※悪天候時は変更中止の場合あり)
● 住所:京都府京都市下京区常葉町他

▼「日本遺産マルシェ」の詳細はこちら
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/news/4602/

◆ お問い合わせ先 ◆

一般社団法人日本遺産普及協会 担当:山本・小林

  • 住所:東京都千代田区東神田3-1-8 萩原ビル4階
  • 電話番号:03-5823-5655
  • お問い合わせはこちら

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